顎関節症は口の問題だけではありません
「身体」にも次のような症状がでていませんか?
- 「肩こり/頭痛/眼精疲労」
- 起床時に「顎が疲れている/歯が痛い」
- 「歯ぎしり/食いしばり」をしている
- 口が開かない/開けるとカクカクと「音」がする
- 「知覚過敏」が気になる
「口が開けにくい」「朝起きたら口がだるい」などの症状を
生活の中で感じる方もいるかもしれませんが、症状を
無視しているのは得策ではありません。こういった症状は言わば
身体からのSOSです。放置していると、症状が悪化したり
他の部分に悪影響が出たりする可能性が高いです。
例えば、顎関節症は顎周りの筋肉や関節のバランスが崩れる
ことによって起きる病気です。首や肩の筋肉は顎に繋がっていて、
顎の筋肉が緊張状態にあると首や肩の筋肉も緊張して、
肩こりを引き起こしやすいです。さらに症状が進行すると
眼精疲労にまで発展することもあります。
特に、顎関節症や食いしばり、歯ぎしりなどの原因は複雑に
絡み合っているケースも多く、原因特定をするのが難しくなります。
とはいえ、根音的な原因を突き止めない限り、対処治療となり
本当の意味での「治る」状態にはなりません。
当院では、症状の原因を特定するために精密な検査や
生活習慣などをひとつひとつ確認しながら丁寧に治療を進めていきます。
通常の歯科治療で使用するレントゲン写真でも、歯や顎関節の形を確認することが可能です。しかし、当院ではCT機器を使って、歯やあごの状態などを3次元の画像から確認・分析します。CTでは通常のレントゲンでは得られない情報を知ることができ、適切な治療法の判断材料になります。
ここからは、当院の顎関節症や食いしばり、歯ぎしり治療について紹介します。
なお、当院では初診でしっかりとカウンセリングや必要な検査を行った上で、患者さんに合った治療法をご提案させていただきます。
スプリント療法は、プラスチックで作成した厚みのあるマウスピースをはめて使う治療です。スプリントを使用することで歯に伝わる力を全体に分散して、過度にかかっている歯への負担を軽減します。使用していくうちに顎関節や下あごの位置が安定し、症状の改善を促します。
噛み合わせの悪さが原因で、顎関節症や食いしばりなどの症状が出る場合があります。補綴治療では詰め物や被せ物を行い、噛み合わせを正しい位置にすることで安定します。当院では、精密な被せ物を製作し長期的に使用できるものを提供しています。
歯並びが悪いと、顎関節に負担が大きくなりやすいです。矯正治療で歯並びを整えることで、顎のバランスが整い、関節のストレスも軽減できます。
多くの歯を失った場合、残った一部の歯に過度な負担がかかることで、痛みが生じます。虫歯や歯周病で広範囲で歯を失った状態が長いほど、本来の噛む位置よりズレたり、顔貌のバランスが崩れたりします。当院では、口内だけでなく、顔全体のバランスを見ながら本来の噛み合わせを作り、安定を目指します。
通常「食べ物を咀嚼する」「飲み込む」「会話」の動作以外の時には、上下の歯の間に1㎜〜3㎜の隙間があり、
歯が当たらないようになっています。しかし、現代ではパソコンでのデスクワークやスマートフォンなどで下あごの位置が下がった状態の姿勢が多く、歯列接触癖(TCH)を無意識で行っている方が増えています。
歯列接触癖とは、上下の歯を接触させる癖のことです。この癖は仕事や作業に集中しているときに起きやすく
自覚しにくいのが特徴です。弱い力でも長時間、歯に負荷がかかるとあご周辺の筋肉や舌の筋肉が緊張状態になり「顎が痛い」「舌が痛い」などの症状が出ることがあります。TCHの治療法には、スプリント療法や口周りのマッサージなどありますが、まずは歯を離すことを意識して、リラックスするのを心がけてください。
なお、当院では、症状や口内外の状態を確認し適切な治療法やケア方法をご提案します。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。